入門微分積分 (培風館、三宅 敏恒著)のp9 問題1.1 3 の解答・解説

入門微分積分 (培風館、三宅 敏恒著)のp9 の解答・解説

入門微分積分入門微分積分
三宅 敏恒
培風館

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問題1.1 3 のとき, を示せ.
(解答)
と仮定する. とおく.
は単調減少数列で であるから,極限値 をもつ.
さらに ならば とおくと,
より,十分大きな に対し となるので,
であることに矛盾する.よって,

次に, と仮定する. とおくと,
である.
より, なので, である.

最後に, と仮定する. となるので, である.

以上より, のとき, であることが示せた.
ポイント:
は単調減少数列で であるとき,極限値 をもつ.
のとき,
のとき,二項定理より,
となるので, が成り立つ.
は単調減少数列であり,極限値 をもつので, が成り立つ.
」である.
のとき, である.

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