入門微分積分 (培風館、三宅 敏恒著)のp9 問題1.1 5 (4)の解答・解説
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入門微分積分 (培風館、三宅 敏恒著)のp9 の解答・解説
入門微分積分
三宅 敏恒
著
培風館
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問題1.1 5 つぎの問いに答えよ.
(4) 任意の実数
は有限または無限小数で表されることを示せ.
(よって実数とは有限および無限小数の全体ということができる.)
(解答)
任意の実数
に対し,
を満たす整数
がただ
つ存在する.
とおくと,
より,
を満たす整数
がただ
つ存在する.
とおくと,
より,
を満たす整数
がただ
つ存在する.
以下,同様に整数
,
を定めると,
となる.
ならば
を満たすような
が存在するとき,
は有限小数であり, そのような
が存在しないとき,
は無限小数である.
が有限小数ならば,
も有限小数であり,
が無限小数ならば,
も無限小数である.よって,題意は示した.
ポイント:
有限または無限小数
に対し,
「
ならば
」を満たすような
が存在する
は有限小数
「
ならば
」を満たすような
が存在する
は無限小数
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