基礎数学Ⅱ
大学名 | 法政大学 |
授業名 | 基礎数学Ⅱ |
担当教官 | 河瀬 彰宏 |
単位 | 2 |
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指定教科書
指定なし
授業計画
回 | テーマ | 内容 |
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第1回 | 行列の計算 | 以降数回の基礎となる行列の計算方法を説明する. |
第2回 | 推移行列 | 社会科学への準備として,中世の川渡り問題を題材に推移行列を扱う. |
第3回 | 群と置換 | レヴィ=ストロースとヴェイユが取り組んだ未開部族の結婚規則を数理的に分析する. |
第4回 | 不確実現象の処理 | 確率と期待値を使った有効な分析手法を紹介する. |
第5回 | マルコフ連鎖 | 噂の伝達を例に用いて,事象が長期間後にどのような状態に落ち着くかを数理的に分析する. |
第6回 | 吸収マルコフ連鎖 | 「吸収されるまでの平均回数」「吸収状態のそれぞれに吸収される確率」の求め方について解説する. |
第7回 | 最適化手法 | 問題解決のための様々な手法について概説し,その導入として動的計画法の問題を扱う. |
第8回 | 関数極値法 | 社会科学において実践的かつ必要不可欠な微分法の基本と応用について解説する. |
第9回 | PERT法 | 冷戦下の米国防省とNASAが開発したPERT法を取り上げ,その活用法を説明する. |
第10回 | ランチェスターの法則 | 第1次大戦の空中戦から得られ,現在は経営学に応用されるランチェスターの法則について解説する. |
第11回 | 身近に見られる最適化 | 自然界の現象や動植物の形を決めるL2-L3法則について説明する. |
第12回 | 論理と合成命題 | シェイクスピアとヴィトゲンシュタインの作品を例に,論理の中心をなす定理と問題解決について紹介する. |
第13回 | 指数オーダー | 太閤秀吉の家来・曾呂利新左衛門のエピソードと放射性崩壊を例に,社会科学で重要な指数オーダーについて説明する. |
第14回 | レオンハルト・オイラー | 大数学者レオンハルト・オイラーの生涯と業績にスポットを当て,数学の美について解説する. |
第15回 | まとめ | 14回のまとめを行う. |